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  • 執筆者の写真EXE Gakuenkai

2023年度 入試の風景(中間報告)

更新日:2023年2月13日

 今年もソワソワの受験シーズンがやってきました。受験生を指導して30年にもなるのに、この時期のドキドキソワソワ感には一向に慣れません。「あの子は、きっと大丈夫だろう。でも、本番に弱いところもあるし・・・」とか、「今年は、ロシア(ソ連)関連が出そうだから呼んで補講をしないと・・・」とか、いろいろなことが頭をめぐって、本来の仕事も滞りがちです。


 都内の受験シーズンの開幕は、1月私立高校の推薦入試です。国際基督教大学附属高校、中央大杉並高校、國學院高校と、いずれも人気の難関校ですが、受験者全員がしっかり結果を出してくれました。私立高校推薦入試の合格基準は「内申(学校の通信簿)がすべて」ともいえますので、各自が定期試験でしっかり点数を取り、充実した中学生活を送っていた証しですね。本当におめでとう!


 2月1日から私立中学の入試がはじまりました。今年の6年生は良くも悪くも「幼さ」が前面に出ていて、子供としてはとてもかわいくていい子たちばかりなのだけれど、「幼さ」はどうしても受験ではマイナスに作用することが多いので、実はとても心配していました。直前の1週間は、毎日早くから塾に呼んで苦手分野の確認や、過去問演習を繰り返し行いましたが、結局例年と同じように確信は得られないまま2月1日を迎えることになってしまいました。

 そして、そんな私の心配を肩を叩いて笑い飛ばすかのように、1日の晩から吉報が次々と舞い込んできました。電話口での子供たちの泣き出さんばかりの歓喜の声に、こちらも思わずウルっときます。後ろのほうで女性が叫んでいるような声が聞こえて、よく聞くと「ありがとうございましたぁー」って、お母さんの声でした。こちらこそありがとうございましたと、合格の喜びを分かち合えたこと、そして2年間・3年間わが塾を信頼して通っていただいたことへの感謝を伝えます。心配が大きかった分、喜びもひとしおです。

 

皆春のバス停写真
大分バス「皆春」停留所(縁起が良い名前のバス停として、受験生たちが写真を撮りに来るそうです)

とは言え、1日目には連絡がなかったり、第1回の試験では結果が出なかった子もいたので、2日以降も気が気ではありませんでした。それでも、少しずつ合格の連絡が続き、そして先日、ついに最後まで第一志望校へのチャレンジを続けていた生徒から合格の報が届きました。なんと、これで全員が第一志望校への合格を決めたことになります。本当におめでとう!素晴らしい。

 

 生徒たちの頑張りを心から称賛するために書き始めましたが、やはり塾のブログですから、ちょっと宣伝させてください。

 大手の塾ですと、この時期は「御三家○人、早慶○人」と太ゴシックの文字を使って、駅や新聞チラシで大々的に広告を打つわけですが、忘れてならないのは、その裏には涙をのんだ生徒たちがそれ以上にたくさんいる可能性があるということです。自分もかつてその端くれに所属していたから、よくわかるんです。だから言いたい、学援会EXEも「合格率なら、大手塾に負けない」って。第一志望として、「新御三家」とよばれる吉祥女子を含む私立中に、みんな合格したんです。今年だけではない、これまでだって「合格率」なら負けてないんだ。小規模塾の底力だと自負しております。


 中学受験では「第一志望校100%合格」を達成! 


 2月10日から都内の私立高校の入試、そして2月21日には東京都立高校の入試が控えており、まだまだ気が抜けない日々が続きます。今は入試を控えた中学3年生たちの夢の実現を強力に後押しすべく、補講や弱点教科のプリントづくりに興じております。「興じて」って、そう、受験は受ける側も、指導する側も「悲壮感を漂わせることなく、受験を楽しみながら合格を勝ち取ろう」がモットーなんです。あとちょっとです、笑顔で乗り切っていきましょう。


 都立高校入試に向けてさらに頑張っていこう! 

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